兼業は、複業とほとんど同じ意味で使用されるケースが多くなっています。強いて言えば、本業の有無の違いが認知されています。
本業のほかに休日や余暇などプライベートな時間に働くものを「複業」、本業と複業という位置づけではなく、複数の仕事に優先順位をつけずに並行して掛け持つことを「兼業」とする見解が一般的です。
副業と違いはあるか?
複業と副業の違いは、複業は複業を含む広い概念であることです。リクルートワークス研究所が発表した論文では、「複業」を複数の仕事を持つ働き方として、複業も含めた広い概念と位置付けています。
また、複業はピーター・ファーディナンド・ドラッカーの提唱した「パラレルキャリア」の訳語として用いられることがあり、その意味から複業との違いが生まれます。